一日一曲(564)グビトージ、エミリア:序奏とカプリッチョ・フガート
本日は、没後50年(1972年1月17日没)を迎えらえたイタリアの作曲家兼ピアニスト、エミリア・グビトージさんの曲をご紹介します。
グビトージさんは1887年にナポリで生まれ、ナポリのサン・ピエトロ・ア・マジェッラ音楽院でピアノと作曲を学びました。同音楽院で作曲家を卒業した最初の女性だったとのことです。
同じ年生まれの作曲家・オルガニストのフランコ・ミケーレ・ナポリターノさんと結婚し、ともに音楽活動・音楽教育活動に尽力されました。1918年、彼女は夫と共にナポリに合唱団とオーケストラとの協会「アソシアツィオーネ・ムジカーレ・アレッサンドロ・スカルラッティ」を設立し、運営されました。
主に管弦楽のための大規模な作品を作曲しましたが、室内楽作品や歌曲も作品を遺されていらっしゃいます。
本日の曲、「序奏とカプリッチョ・フガート」はオルガン独奏曲です。夫のために書かれたのかもしれません。ちょっと渋めの曲です。何回かじっくりと聴き込むと味が分かってくるかもしれません。曲は6分半で、序奏部分が43秒あたりまで、そこからフーガが始まります。最後は華やかに終了します。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
グビトージ、エミリア:序奏とカプリッチョ・フガート