一日一曲(569)ビュッセル、アンリ:日本歌曲による即興曲
本日は、生誕150年(1872年1月16日生)を迎えらえたフランスの作曲家兼指揮者、アンリ・ビュッセルさんの曲をご紹介します。
ビュッセルさんは、1922年にフランスのオート=ガロンヌ県トゥールーズで生まれ、音楽を志します。当時のフランスの大作曲家であるシャルル・グノーさんの秘書を務める傍ら作曲活動に励み、21歳の1893年にローマ大賞音楽部門で第1位を獲得します。指揮者としても活躍するほか、パリ音楽院の作曲家教授としての名声も保持されていらっしゃいます。弟子の多くがローマ大賞音楽部門で第1位あるいは第2位を獲得しらっしゃるとのことです。ご夫人は往時の名ソプラノ、イヴォンヌ・ガルさん(1885-1972年)で、ご夫人よりも1年長生きされています。
本日の曲、「日本歌曲による即興曲」は、42秒あたりからおなじみのメロディが聴こえてきます。そう、日本国家「君が代」ですね。本曲のタイトルは「日本歌曲」とするより、「日本国歌による即興曲」あるいは「君が代による即興曲」としたほうが良いようにも思いますが…。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ビュッセル、アンリ:日本歌曲による即興曲