一日一曲(570)ケッティング、オットー:小組曲
本日は、没後10年(2012年12月13日没)を迎えらえたオランダの作曲家兼指揮者兼トランぺッター、オットー・ケッティングさんの曲をご紹介します。
ケッティングさんは、1935年にアムステルダムで作曲家ピート・ケッティングさんの息子として生まれました。ハーグの王立音楽院で作曲を学び、1958年にはガウデアムス音楽週間で若い作曲家のためのガウデアムス賞を受賞しています。1954年から1961年までハーグのレジデンティオーケストでトランペット奏者としても活躍されています。1967年から1971年までロッテルダム音楽院で校長として作曲などを教えた後、母校ハーグ王立音楽院で教授職にもつかれています。指揮者で作曲家のウィレム・ファン・オッターローの娘さんと結婚されています。
本日の曲、「小組曲」は、1957年、作曲者22歳の時の作品です。ガウデアムス賞を受賞する以前の、最初期の作品です。金管楽器のアンサンブルです。演奏時間は7分少々。5楽章形式で、1楽章が約30秒とかなり短く、その他の楽章は1~2分程度の長さとなっています。第1楽章のメロディが最終楽章でも繰り返される、循環形式が用いられていて、曲に統一感が生まれています。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ケッティング、オットー:小組曲