一日一曲(578)ピストン、ウォルター:管弦楽のための協奏曲
本日は、昨日ご紹介したウォーレンさんの師匠であるアメリカの作曲家、ウォルター・ピストンさんの曲をご紹介します。
ピストンさんは1894年にメイン州ロックランドで生まれました。当初はエンジニアとしての道に進む(もしくは進まされる)形だったのですが、芸術分野のほうに興味があったことから、エンジニア関連の学校を卒業後、1912年にマサチューセッツ師範美術学校に入学し、4年間美術を学ぶことになります。1910年代はダンスバンドでのピアノやバイオリンの演奏、オーケストラでのバイオリン演奏などで生計を立てていたそうですが、それが昂じて1920年にハーバード大学に入学し、本格的に音楽の訓練を積むことになります。卒業後は母校で教鞭をとる傍ら精力的に作曲活動を行いました。当時教えた生徒の中には、指揮者のレナード・バーンスタインさんもいらっしゃいます。
本日の曲の題名、「管弦楽のための協奏曲」というと、一番有名なのはバルトークさんの作品ではないでしょうか。ただ、このタイトルは多くの作曲家が用いていらっしゃいます。本日はお弟子さんの指揮でどうぞ。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ピストン、ウォルター:管弦楽のための協奏曲(お弟子さんの指揮)