一日一曲(581)クービン、ルドルフ:弦楽四重奏曲第1番

 本日は、没後50年(1973年1月11日没)を迎えらえたチェコの作曲家兼チェリスト、ルドルフ・クービンさんの曲をご紹介します。

 クービンさんは1909年にポーランド国境近くのオストラヴァで生まれます。父親がコントラバス奏者だったこともあり、早くから音楽の素養を身に着けることとなりました。1924年にプラハ音楽院に入り本格的に音楽の勉強を開始します。卒業後はオーケストラのチェリストとして活躍する傍ら作曲を行い、生涯に約300曲の作品を遺されています。

 本日の曲は弦楽四重奏曲第1番です。1925年から26年にかけての作曲なので、プラハ音楽院の学生時代のかなり若い時の作品ということになります。それ以前の作品のあるようでして、調べていて一番初期の作品は1920年のもの。11歳の時の作品ということになります。早熟だったのですね。
 15分ほどの曲で、第1楽章が全体の半分を占めています。曲の最後、ピチカートで締めくくられるのですが、その部分の響きが印象的です。
 演奏はクービン四重奏団。団の結成は1972年とうことですから、クービンさんの死の前年ということになります。名前を冠しているので何らかのつながりがあったのではないかと思いますが、そのあたりの経緯は調べきれませんでした。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
クービン、ルドルフ:弦楽四重奏曲第1番

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