一日一曲(586)フィオリッロ、フェデリーゴ:ラメント
本日は、没後200年(1823年没)を迎えらえたドイツの作曲家兼マンドリン奏者、フェデリーゴ・フィオリッロさんの曲をご紹介します。
フィオリッロさんの父親はナポリ人でしたが、18世紀初めにドイツ北部のブラウンシュヴァイクの宮廷オペラハウスの指揮者に任命されたことから移住し、1755年にフィオリッロさんが生まれました。父親から英才教育を受けたフィオリッロさんはめきめきと腕を上げ、マンドリン奏者としてヨーロッパのほとんどの宮廷で演奏するまでになりました。その後、マンドリンではなかなか需要が限られていることもあり、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロといった他の弦楽器に目を向けることになります。ヴァイオリンのための練習曲「36のカプリース」はフィオリッロさんの作品の中でもとくに有名な曲として遺されています。
本日の「ラメント(挽歌)」はチェロとピアノのための曲です。悲しみが静かにずっしりと伝わってきます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フィオリッロ、フェデリーゴ:ラメント