一日一曲(607)ホーヴラン、エギル:コラール・パルティータ第1番

 本日は、没後10年(2013年2月5日没)を迎えらえたノルウェーの作曲家兼オルガニスト、エギル・ホーヴランさんの曲をご紹介します。

 ホーヴランさんは、1924年にノルウェー南部のローデで生まれ、オスロ音楽院で学びました。1949年から亡くなるまでフレドリクスタのオルガニスト兼合唱団の指揮者として活躍されました。1983年にはノルウェー王立聖オラフ勲章を受章、1992年にはフリット・オード名誉賞を受賞されています。様々な作曲スタイル、世俗曲から宗教曲までの幅広いジャンルで多くの作品を遺されており、現代ノルウェーを代表する作曲家の一人と言えます。

 本日の曲は「コラール・パルティータ第1番」。オルガン曲です。1947年、ホーヴランさん23歳の時の作品です。
 ホーヴランさんは「コラール・パルティータ」を少なくとも8曲作曲されています。順に並べますと、以下のようになります。
 
  コラール・パルティータ第1番 1947年作曲(23歳)作品番号7
  コラール・パルティータ第2番 19??年作曲(??歳)作品番号10 (1948~50年の間に作曲されたと推測されます)
  コラール・パルティータ第3番 1959年作曲(35歳)作品番号32
  コラール・パルティータ第4番 19??年作曲(??歳)作品番号?
  コラール・パルティータ第5番 1967年作曲(43歳)作品番号56
  コラール・パルティータ第6番 1975年作曲(52歳)作品番号90
  コラール・パルティータ第7番 19??年作曲(??歳)作品番号?
  コラール・パルティータ第8番 1998年作曲(74歳)作品番号159

 こうしてみますと、生涯にわたって定期的に書かれているようです。ホーヴランさんのメインテーマの一つだったのかもしれません。
 第1番は6曲で構成されていまして、各曲は演奏時間1分~2分半とかなり短い曲です。全体で10分半です。教会の中で流れているような、ちょっと厳かな雰囲気がする曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ホーヴラン、エギル:コラール・パルティータ第1番

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