一日一曲(612)フェルスター、カスパー:3声のソナタ ト長調
本日は、没後350年(1673年2月2日没)を迎えらえたドイツの作曲家兼歌手、カスパー・フェルスターさんの曲をご紹介します。
フェルスターさんは1616年にダンツィヒで生まれました。お父様は聖母マリア教会のカペルマイスター(楽長)でした。幼いころから音楽の英才教育を受け、17歳のときにローマのコッレ・ギウム・ゲルマニクムに入学し、さらに研鑽を重ねます。3年間学んだ後、各地の宮廷でかぺるマイスターとして活躍されました。
本曲は、ヴァイオリン2名、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、チタローネ(1600年頃に流行したリュートの一種)で演奏されます。演奏時間は約6分ですが、緩ー急ー緩ー急の4楽章形式で構成されています。
いかにも宮廷の中で演奏されていそうな雰囲気の曲です。荘厳さと華麗さを併せ持った、気品のある曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フェルスター、カスパー:3声のソナタ ト長調