一日一曲(620)ヒメネス、ヘロニモ:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚」より間奏曲

 本日は、没後100年(1923年2月19日没)を迎えらえたチェコの作曲家兼指揮者、ヘロニモ・ヒメネスさんの曲をご紹介します。
 
 ヒメネスさんは1854年にセビリアに生まれ、父親から音楽教育を受けました。パリ音楽院に進み、学びを終えて1885年に帰国し、マドリードにあるアポロ劇場の指揮者に就任し、指揮者及び作曲家として活躍されました。作曲の中心は、サルスエラ (La Zarzuela) と呼ばれる、歌劇に相当するスペイン独自の音楽様式でした。代表作は1896年初演の「ルイス・アロンソの舞踏会」、1897年初演の「ルイス・アロンソの結婚式」、1900年初演の「テンプラニカ」だそうです。

 本日は代表作の一つ、「ルイス・アロンソの結婚式」より「間奏曲」をどうぞ。

<サルスエラ>
1657年、スペインの首都マドリードにおいて、国王フェリペ4世の前で演奏するために作られた歌を伴う喜劇 “El Laurel de Apolo” に由来する様式。サルスエラという名前は、イバラ(スペイン語zarza)に覆われた王の狩小屋にちなんで付けられた。18世紀にはスペインの風俗、民俗を題材とした曲が現れ、ヒメネスが活躍した19世紀にはイタリアのオペレッタから独立したスペインの歌劇がサルスエラであると位置付けられ、大衆的な歌劇となった。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヒメネス、ヘロニモ:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚」より間奏曲

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