一日一曲(621)ペンバウアー、ヨゼフ:エレジー

本日は、没後100年(1923年2月19日没)を迎えらえたオーストリアの作曲家、ヨゼフ・ペンバウアーさんの曲をご紹介します。

 ペンバウアーさんは1848年にオーストリア西部のインスブルックに生まれ、1870年からウィーン音楽院で学びます。その後生まれ故郷に戻り、インスブルック市管弦楽団設立に尽力するなど、活躍されました。亡くなられたのもインスブルック。この町の通りの一つに「ペンバウアー通り」があるそうです。

 本日の曲「エレジー」はオーケストラのための短い作品です。ゆったりしたメロディが聴き手を夢見心地に誘います。曲のタイトルからは、もう少し物悲しい雰囲気の曲を想像してしまいますが、本曲は明るい調性で書かれていまして、さほど「悲しさ」は感じません。「田園曲」とかつけられていても違和感なかったかもしれません。どうしてこのタイトルになったのか興味深いところです。タイトルはともかく、聴いていてほっとする曲で、休日の朝などに聴くのはぴったりかもしれません。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ペンバウアー、ヨゼフ:エレジー

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