一日一曲(624)タラゴ、グラシア:6つの小品

 本日は、没後50年(1973年2月23日没)を迎えらえたスペインの作曲家兼ギタリスト兼ヴァイオリニスト、グラシア・タラゴさんの曲をご紹介します。

 タラゴさんは1892年にスペイン西部のサラマンカで生まれ、2歳の時にバルセロナに移りました。バルセロナのリセウ音楽院でヴァイオリンとギター、マドリード音楽院でヴィオラと作曲を学びます。1936年にはボローニャのギター国際作曲コンクールの最優秀賞を受賞しています。柵渠と並行して母校リセウ音楽院のギターの教授としても活躍し、晩年には同じくギタリストとなった娘さんと共にヨーロッパ演奏ツアーも行っていたそうです。

 本日の曲、「6つの小品」は、タラゴさんお家芸のギター曲です。タイトル通り、演奏時間1~3分のごく短い6曲で構成されています。どれもかわいらしい曲ですが、個人的には第3曲「nana」が心に残りました。柔らかいメロディが心に残ります。時折現れる高音のハーモニクス奏法が程よいアクセントになっています。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
タラゴ、グラシア:6つの小品

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