一日一曲(645)モンク、ウィリアム・ヘンリー:日暮れて四方は暗く

 本日は、生誕200年(1823年3月16日生)を迎えらえたイギリスの作曲家、ウィリアム・ヘンリー・モンクさんの曲をご紹介します。

 モンクさんは、ロンドンで生まれ、早くから音楽教育を受けます。18歳の時にロンドンのセントピーターズ教会のオルガニストに就任しています。その後、1847年にキングスカレッジロンドンの合唱団長になり、加えて1849年にはキングスカレッジのオルガニストにも就任、活躍の幅を広げます。1852年には、ストークニューイントンの聖マティアス教会のオルガニスト兼聖歌隊長になりましたが、そこで讃美歌作曲家としての才能が開花することになりました。その後、母校の声楽の教授職、ロンドン音楽学校の教授職なども歴任するなど、後進の指導にも熱心に取り組まれました。

 本日の曲、「日暮れて四方は暗く」は、モンクさんの代表作にもなっている有名な曲です。日本では讃美歌第39番として親しまれています。モンクさんは亡くなる3週間前に本曲のメロディを完成させたそうです。
 タイタニック号の悲劇があったとき、沈みゆく船の上で船のバンドは同曲を演奏していた、という、生き残った人々の証言があります。映画「タイタニック」でも、そんなシーンがありましたね。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
モンク、ウィリアム・ヘンリー:日暮れて四方は暗く

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