一日一曲(669)ラフマニノフ、セルゲイ:交響曲第2番
今年生誕150年(1873年4月1日生)のセルゲイ・ラフマニノフ特集その6です。
ラフマニノフの代表作の一つに数えられる「交響曲第2番」は、1906年10月から1907年4月にかけて、妻サーチナさんの実家の別荘地であるイワノフカで作曲されました。1908年1月26日にサンクトペテルブルクにて作曲者自身の指揮で初演、大成功を収めました。本曲でラフマニノフさんは2度目のグリンカ賞を授けられました(初回はピアノ協奏曲第2番で受賞)。恩師のセルゲイ・タネーエフさんに献呈されています。
一番脂ののった時期の作品と言えるでしょう。また、愛する祖国ロシアの地で作曲されたということも大いに関係しているのではないかと思います。
本曲は第3楽章の甘美なメロディが有名ですが、個人的には最終楽章の最後の盛り上がりの部分(本日の演奏では第4楽章12分10秒あたり)により心を惹かれます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ラフマニノフ:交響曲第2番