一日一曲(683)ヴェントリンク、ヨハン・バティスト:フルート協奏曲ト長調

 本日は、生誕300年(1723年6月17日生)を迎えらえたドイツの作曲家兼フルート奏者、ヨハン・バティスト・ヴェントリンクさんの曲をご紹介します。

 ヴェンドリングさんはアルザスのリボーヴィレで生まれ、幼少期から音楽に親しみ、22歳の時にドゥポン(ツヴァイブリュッケン)の宮廷に雇われます。29歳の時にはマンハイム宮廷管弦楽団の首席フルート奏者に就任、宮廷楽団での活動に加えてヨーロッパでの演奏旅行も積極的に行います。
 フルート奏者としての腕前は抜群だったようで、鮮やかな妙技と豊かな表現力で有名だったようです。多くの作曲家にインスピレーションを与えたようです。特にヨハン・クリスチャン・バッハさん、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんと親しかったとのことで、彼らのフルートの能力の概念に影響を与えたとのことです。モーツァルトさんはヴェンドリングさんフルートの曲を書いています。また、ヴェントリンクさんの妻のドロテアさん(ソプラノ歌手)はモーツァルトさんのオペラにも出演されていたそうです。

 本日の曲。「フルート協奏曲ト長調」は、当時の音楽形式に則った3楽章形式で書かれています。演奏時間は約12分ですので、やや小さめの曲です。全編にわたってフルートが華やかに活躍します。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴェントリンク、ヨハン・バティスト:フルート協奏曲ト長調

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