一日一曲(686)ヘルマンソン、オーケ:前奏曲とフーガ

 本日は、生誕100年(1923年6月16日生)を迎えらえたスウェーデンの作曲家、オーケ・ヘルマンソンさんの曲をご紹介します。

 ヘルマンソンさんはスウェーデン西部の漁村モルレスンドに生まれました。ヨーテボリやストックホルムで音楽を学びます。作曲家として世に出たのは1951年、28歳の時ですが、それ以前は郵便配達人やレストランのピアニストとして生計を立てていたということで、苦労人であったようです。最終的にはスウェーデン作曲家協会の会長となりましたので、その苦労は報われた形になっています。

 本日の曲は作品番号が1ということで、作曲家としてデビューした1951年に書かれています。(その後、1965年に改訂されているかもしれません)
 ヘルマンソンさんはオルガンも学んでいたということですから、自身の演奏を念頭に書かれたのかな、と推測しています。
 本日の演奏では、前奏曲の部分が2分24秒までで、以降がフーガの部分となっています。全体的に暗めの曲想で、無調に近い音楽です。ややとっつきにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヘルマンソン、オーケ:前奏曲とフーガ

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