一日一曲(727)マーロフ、セルゲイ:パガニーニ=カレッジ(特集:4/61)
パガニーニ奇想曲第24番特集その4です。本日もヴァイオリン独奏曲です。
作曲者のセルゲイ・マーロフさんは1983年、ロシアのサンクトペテルブルク生まれのヴァイオリニストです。パガニーニコンクールを始め、数々の国際コンクールで入賞されていらっしゃいます。ヴァイオリンのみならず、ヴィオラ、バロック・ヴァイオリン、チェロ・ダ・スパッラ(ヨハン・セバスチャン・バッハ自身がおそらくチェロ組曲を演奏した楽器)も演奏されるとのことで、バロック・ヴァイオリン部門でも入賞歴があるようです。2017年からはチューリッヒ音楽大学の教授として後進の指導にもあたられていらっしゃるようです。
本曲は、第24番だけではなく「24のカプリース」のいろいろな曲の断片が引用されています。最後、2分30秒あたりで第24番の断片が聴こえてきて、2分36秒に差し掛かるとはっきりと24番の引用が分かります。それが繰り返される中、曲は静かに終わっていきます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
マーロフ、セルゲイ:パガニーニ=カレッジ