一日一曲(748)アラール、モーリス:パガニーニの主題による変奏曲(特集:25/61)
パガニーニ奇想曲第24番特集その25です。本日はファゴット独奏曲です。
、作曲者のモーリス・アラールさんは1923年5月25日生まれのフランスのファゴット奏者です。今年が生誕100年に当たりますね!二重の意味でのご紹介になりました。
アラールさんはフランス北部のサン=ル=ノブルで生まれ、17歳でパリ音楽院を首席で卒業し、1949年のジュネーヴ国際音楽コンクールのファゴット部門で優勝。 1957年よりパリ音楽院の教授として後進の指導に当たりながら演奏活動を続けられました。 ピエール・マックス・デュボアやアンドレ・ジョリヴェ等、同時代の多数の作曲家から作品を献呈されていらっしゃいます。
本曲は、ご自身のコンサート用に作られた曲の一つではないかと思います。地味なので分かりにくいのですが、ファゴットの演奏としては高難度な技術が要求される曲です。最初にテーマが奏でられ、そこから9つの変奏曲、カデンツを挟んで最後はもう一度テーマが再現されて終曲となります。本日の演奏では以下のようになっています。
テーマ:0分00秒~
第一変奏:0分29秒~
第二変奏:1分06秒~
第三変奏:1分45秒~
第四変奏:2分27秒~
第五変奏:3分16秒~
第六変奏:4分42秒~
第七変奏:5分36秒~
第八変奏:6分26秒~
第九変奏:7分10秒~
カデンツ:7分58秒~
テーマ:9分00秒~
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アラール、モーリス:パガニーニの主題による変奏曲