一日一曲(765)イザイ、ウジェーヌ:パガニーニ変奏曲(特集:41/61)

 パガニーニ奇想曲第24番特集その41です。本日は弦楽四重奏曲です。

 作曲者のウジェーヌ・イザイさんは、1858年生まれのベルギーのヴァイオリニストです。この方もヴァイオリンの巨匠で、本曲は後輩が先輩のヴィルトゥオーゾに敬意を表して作った曲、というところでしょうか。

 おなじみのテーマが弦楽四重奏で奏でられた後は、原曲からの引用も多々ありますが、比較的自由に変奏を続けています。原曲が名人芸の披露を前面に出しているのに対して、本曲は、テーマの美しさに焦点を絞り、魅力的な変奏を繰り広げている感じがします。4分09秒あたりからの変奏、7分57秒あたりからの変奏(特に8分47秒あたりから)など、実に美しい!弦楽四重奏曲のレパートリーとして、もっと有名になってもよい曲ではないでしょうか。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
イザイ、ウジェーヌ:パガニーニ変奏曲

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