一日一曲(778)レーン、フィリップ:パガニーニの主題によるディヴァージョン(特集:54/61)
パガニーニ奇想曲第24番特集その54です。本日もオーケストラの作品です。
作曲者のフィリップ・レーンさんは、1950年生まれのイギリスの作曲家です。ちょっと変わったところでは、映画音楽の再構築などを数多く行っていたとのことです。
本曲は、最初は1989 年に金管五重奏のための作られましたが、2000年に第2曲にいくつかのマイナーな追加が加えられ、オーケストラ曲に再編成されました。
本曲は、6曲からなる組曲として構成されています。第1曲は「序奏と主題」で、主役の主題は0分58秒あたりから出現します。以下第2曲「断片的に」第3曲「トッカータ」第4曲「シャコンヌ」第5曲「行列」第6曲「民謡」第7曲「ファイヴ・ア・サイド」第8曲「エピローグ」と題されています。印象的なのは第6曲でしょう。映画音楽に深く関係していた作曲者らしい、魅力的な音楽に仕上がっています。第7曲の「ファイヴ・ア・サイド」は、5拍子の曲なので、そのようなタイトルがつけられたのかな、と思います。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
レーン、フィリップ:パガニーニの主題によるディヴァージョン