一日一曲(797)ネグレア、マルティアン:組曲
本日は、没後50年(1973年7月13日没)を迎えらえたルーマニアの作曲家、マルティアン・ネグレアさんの曲をご紹介します。
ネグレアさんはヴァレア・ヴィイロルで生まれ、1910年から1914年にかけてシビウ音楽院学び、その後ウィーンに留学しました。1921年から母校シビウ音楽院の教師、1941年からはブカレスト音楽院で後進の指導に当たりました。現代ルーマニア音楽の発展に大きく貢献しています。作品にはオペラ、2つのルーマニア狂詩曲、交響幻想曲、交響組曲、交響曲「春」、室内楽曲、オラトリオ、レクイエム、合唱、歌曲、映画音楽などがあります。
本日の曲は、当初は本局の一部がピアノ独奏のための組曲として作られたのですが、そこからいくつかのバージョンを経てクラリネットとピアノのための組曲として落ち着きました。4曲からなる組曲で、各曲は「子守歌」「スカリショアラ氷河」「山脈を越えて」「・イーリー・ア・ルイ・マテイ」と題されています。3曲目は後に映画音楽としても使われているとのことです。クラリネットの落ち着いた音色にぴったりの曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ネグレア、マルティアン:組曲