一日一曲(807)アーレ、ヨハン・ルドルフ:トッカータ・エクス・クラーヴェ ニ長調
本日は、没後350年(1673年7月9日没)を迎えらえたドイツの作曲家兼オルガニスト、ヨハン・ルドルフ・アーレさんの曲をご紹介します。
アーレさんは1625年にドイツ中部の街ミュールハウゼンで生まれ、神学と音楽を学びました。1646年にエアフルトのアンドレアス教会のカンターとなり、以降はオルガニスト及び作曲活動を中心に活躍します。息子さんのヨハン・ゲオルク・アーレ(1651–1706)さんも作曲家となりました。「音楽の父」とも呼ばれるヨハン・セバスチャン・バッハさんは1707~8年にミュールハウゼンで働いており、アーレさん親子の影響を受けていらっしゃるようです。アーレさんの作曲作品の多くは、神聖な合唱と声楽作品、器楽曲、オルガン音楽です。
政治的な才能にも恵まれていたようで、1650年代にはミュールハウゼンの町議会議員に選出、1673年に亡くなる直前に市長に選出されたそうです。
本日の曲はアーレさんお得意のオルガン曲です。重厚な響きで満たされた、オルガンらしい曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アーレ、ヨハン・ルドルフ:トッカータ・エクス・クラーヴェ ニ長調