一日一曲(808)カマーニョ、ロベルト:グレゴリアン変奏曲

 本日は、生誕100年(1923年7月7日生)を迎えらえたアルゼンチンの作曲家兼ピアニスト、ロベルト・カマーニョさんの曲をご紹介します。
 
 カマーニョさんはブエノスアイレスで生まれ、国立音楽院「カルロス・ロペス・ブチャルド」でピアノと作曲を学びました。卒業後、1944年から1961年までは主にピアニストとして活躍しました。その後、1961年から1964年にはコロン劇場の芸術監督、1972年から83年までは音楽評議会の会長、1980年から83年までは全米芸術基金の理事会のメンバーと要職を歴任、アルゼンチン音楽評議会の設立にも尽力し、議長を務められました。作曲活動の大半は若い頃の
1944年から1954年までの19年間に集中しており、その期間にカマーニョさんの作品の半分以上が書かれています。
 1993年に生まれ育った街ブエノスアイレスで70歳の生涯を閉じられています。

 本曲は、1953年に作曲されたピアノ独奏曲です。「グレゴリアン変奏曲」という題名から察せられるように、「語レゴリオ聖歌」が意識されています。中世ヨーロッパの宗教的な響きとアルゼンチン音楽のリズムや色彩が絶妙なバランスで混ざり合り、独特の魅力を醸し出しています。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カマーニョ、ロベルト:グレゴリアン変奏曲

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