一日一曲(818)汪立三:Lanhuahua, the Beautiful Girl

 本日は、没後10年(2013年7月6日没)を迎えらえた中国の作曲家、汪立三さんの曲をご紹介します。

 汪立三さんは1933年に武漢で生まれ、4歳の時に戦火を逃れて成都に移住しました。 幼少の頃から子道教哲学、中国絵画、民俗音楽、書道、京劇など、さまざまな分野に興味を示し、学ばれたそうです。1951 年に中央音楽院(現在の上海音楽院)の華東分院に入学、音楽の道に進むことになります。前途は洋々と思われたのですが、1957年に当時の毛沢東主席が賞賛した黄河カンタータの作曲家星海を批判したことから、中国東北部に追放、停職処分も受けることとなります。復権は1970年代に入ってからとなりました。

 本曲は、1953年に作曲されたピアノ独奏曲で、汪立三さんの出世作となったそうです。本日は2012年に娘さん(作曲家)が発見した本曲の初稿版も同時に挙げておきます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
汪立三:Lanhuahua, the Beautiful Girl
汪立三:Lanhuahua, the Beautiful Girl(first version)

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