一日一曲(828)ハイラー、アントン:一輪のばらが咲いて

 本日は、生誕100年(1923年9月15日生)を迎えらえたオーストリアの作曲家兼オルガニスト兼チェンバリスト兼指揮者、アントン・ハイラーさんの曲をご紹介します。

 ハイラーさんはウィーンで生まれ、ウィーン音楽アカデミーで音楽を学びました。1945年に卒業し、母校のオルガン教師として働きます。1957年には教授に昇進しています。コンサート、講義、レコード、コンクールの陪審員など、多方面でかつやくされました。1952年にオランダのハールレムで開催された国際オルガンコンクールでは優勝しています。歴代のオーストリア政府より、ウィーン文化賞(1963年)、ウィーン芸術科学十字章(1968年)、オーストリア国家大賞(1969年)など、数々の賞を授与されています。作曲家のパウル・ヒンデミットさんとは親友だったそうです。残念なことに1979年ウィーンで心臓発作と思われる症状で食べ物を喉に詰まらせて倒れ、55歳で突然早逝されてしまいました。

 本日の曲は、2023年3月9日にも関連曲をUPしましたが、讃美歌96番「エサイの根より」のメロディを基に作らえれています。本曲は3曲から構成されていますが、最初の曲でそのメロディがかなり変形された形で使われています。第2曲第3曲となると、もう元がなんだかわからない形になっています。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ハイラー、アントン:一輪のばらが咲いて

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