一日一曲(832)リエラ、ロドリーゴ:カンシオン・カロレーニャ

 本日は、生誕100年(1923年9月19日生)を迎えらえたベネズエラの作曲家兼ギタリスト、ロドリーゴ・リエラさんの曲をご紹介します。

 リエラさんは、ベネズエラ中西部のララ州カロラ市のバリオヌエボの町で生まれました。先天的に足が悪かったそうです。音楽教師の父親の影響からか、音楽の道に進むことになり、13歳で早くもリサイタルを開くまでに成長されています。その後カラカスの音楽学校、そしてマドリードのレアル音楽院に留学し、クラシックギターの演奏家としてキャリアをスタートさせました。1954年、結婚を機にマドリードを主な居住地としてヨーロッパやベネズエラで活躍するようになります。1960年代はイメにはアメリカまで活動の幅を広げ、コンサートや教育に従事、その後1960年代後半にベネズエラに戻り、作曲と教育を中心に過ごされました。

 本日の曲、「カンシオン・カロレーニャ」は郷愁を誘うようなゆったりとした途切れそうで途切れないメロディが特徴です。短調がベースの曲ですが、湿っぽいメロディは最終的に柔らかく温かいメロディに包まれていく感じで、悲しい感じはあまりしない曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
リエラ、ロドリーゴ:カンシオン・カロレーニャ

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