一日一曲(861)ベッカー、ディートリヒ:ソナタと組曲 ト短調
本日は、生誕400年(1623年生)を迎えらえたドイツの作曲家兼ヴァイオリニスト、ディートリヒ・ベッカーさんの曲をご紹介します。
ベッカーさんは当初はオルガニストとして職を得ましたが、次に就職したツェレ公クリスティアン=ルートヴィヒの公爵領教会でヴァイオリンに専念することとなりました。市議会のヴァイオリニストとして活躍し、1667年には音楽監督に昇進しています。
現在ではベッカーさんの曲は演奏される機会が少なくなってしまいました。鈴木メソッドで有名な、日本のヴァイオリニスト鈴木鎮一さんのヴァイオリン教本の中でいくつかの曲が取り上げられていらっしゃるようです。
本日はト短調の「そなたと組曲」です。最初にソナタ形式の曲がありまして、続いて組曲の7曲が収められています。バッハさんの生まれる前に亡くなられた、古い時代の音楽です。当時の宮廷の雰囲気も伝わってきそうですね。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ベッカー、ディートリヒ:ソナタと組曲 ト短調