一日一曲(866)西村朗:「鳥の歌」による幻想曲

本日は、今年(2023年)の9月7日に亡くなられた日本の作曲家、西村朗さんの曲をご紹介します。

 西村朗さんは1953年に大阪市でうまれました。小さい頃はお坊さんになることが夢だったそうですが、小学校5年生のときにシューベルトの『軍隊行進曲』を聴き、クラシック音楽に魅せられ、作曲家になることを決意しました。東京藝術大学に進学し、大学院まで進みました。在学中に日本音楽コンクールで大賞受賞、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞及びルイジ・ダルラピッコラ作曲賞を受賞しています。東京音楽大学の教授を務められたほか、NHKの「N響アワー」の司会者も担当されましたので、テレビを通じてご存じの方も多いのではないでしょうか。
 
 本日は、昨日のカザルス作曲「鳥の歌」のメロディを主題にした幻想曲です。メロディが現れるのは開始後1分26秒あたりからです。メロディは歪められてはいますが、はっきりと元の曲が理解できます。平和への希求はあれども戦火が絶えない世の中を映し出しているかのようなメロディです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
西村朗:「鳥の歌」による幻想曲

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