一日一曲(869)ヴィーク、フリードリヒ:ゲシュヴィント・ワルツ

 本日は、没後150年(1673年10月6日没)を迎えらえたドイツの作曲家、フリードリヒ・ヴィークさんの曲をご紹介します。

 ヴィークさんは1785年にドイツ東部の小さな町、プレッチュで生まれました。若い頃は神学を学んでいたそうですが、ピアノにに熱中し、神学から音楽の道に転向しました。作曲やピアノの教授だけではなく、ピアノ工場や楽譜出版社を創立したりもしたそうです。最初の妻との間に生まれた娘さんは、後に大作曲家シューマンの妻となり、自身もまた偉大なピアニストであったクララ・シューマン(クララ・ヴィーク)さんです。なお、シューマンさんもヴィークさんからピアノを学んでいたそうです。ヴィークさんはシューマンさんと娘さんの結婚に反対したため、愛し合うお二人から訴訟まで起こされてしまいました。結局二人は結婚し、数年後には和解したとのことです。

 本曲のタイトルのゲシュヴィント(Geschwind)を翻訳にかけると「素早い」と訳されました。本曲は「素早いワルツ」となるのでしょうか。「素早い」のほか、「小さい」などという意味もあるのかな、と思ったのですが、どうなのでしょう?ピアノ連弾の小品です。気軽に弾いて楽しめそうな曲ですね。ヴィークさんご自身のピアノレッスンの中でも釣河われていたのではないでしょうか。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴィーク、フリードリヒ:ゲシュヴィント・ワルツ

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です