一日一曲(870)バルフダリアン、サルキス:最愛の人へ

 本日は、没後50年(1973年10月25日没)を迎えらえたアルメニアの作曲家兼ピアニスト、サルキス・バルフダリアンさんの曲をご紹介します。

 バルフダリアンさんは、1887年にジョージアのティフリス(現トビリシ)で生まれ、幼い頃から音楽を学びました。13歳の時にアルメニアに移り、さらに研鑽を重ねます。その後、ロシアのペトログラード音楽院(現在のサンクトペテルブルク音楽院)に留学しました。卒業して帰国後はトビリシの音楽院やエレバンの音楽院で教える傍ら、作曲活動を続けられました。1936年にはグルジアSSRの名誉労働者に選出、1960年にはアルメニアSSRの人民芸術家に選出されています。

本日の曲はヴァイオリンとピアノのための小品です。題名から明るい曲を想像していたのですが、出だしは少し物悲しさを含んだしっとりとした曲です。何か別れのシーンなどと関係があるのかもしれません。途中はテンポが上がってほとばしる感情が露わになったような部分も登場します。最後はふっと消えるように曲は閉じられます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バルフダリアン、サルキス:最愛の人へ

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です