一日一曲(900)テレフセン、トマス:夢の向こうへ
本日は、生誕200年(1823年11月26日生)を迎えらえたノルウェーの作曲家兼ピアニスト、トマス・テレフセンさんの曲をご紹介します。
テレフセンさんはノルウェーのトロンハイムで生まれで、オルガニストであったお父様より音楽の手ほどきを受けました。18歳の時に、生まれた街で最初の公開演奏会を開いたとのことです。その翌年にパリに留学し、さらに検査を積むことになります。1844年から1847年の間、定期的にかの有名なショパンさんから教えを受けていらしたそうです。その後ショパンさんとはテレフセンさんはの個人的な友人にもなられたそうです。その交友関係はテレフセンさんの音楽に多大な影響を与えました。1851年にピアニストとしてパリでデビュー、圧倒的な成功を収め、ヨーロッパを中心に活躍を始めます。特にそのショパンの作品の解釈に定評がありました。
本日の曲はピアノの小品、「夢の向こうへ」。ロマンティックな調べ、ピアにスティックな表現は、確かにショパンからの影響を感じさせます。テレフセンさんの作品は今日では演奏される機会が少なくなっているかと思いますが、復権される価値は十分にあるのではないかと思います。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
テレフセン、トマス:夢の向こうへ
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