一日一曲(901)コスター、ルー:劇的な組曲
本日は、没後50年(1973年11月17日没)を迎えらえたルクセンブルクの作曲家兼ピアニスト、ルー・コスターさんの曲をご紹介します。
コスターさんは1889年にルクセンブルグ市で生まれ、1906年、17歳のときに開校したルクセンブルク音楽院に入学。それからわずか2年後の1908年からは同音楽院で教鞭を執られたという、早熟の天才でした。1922年に作曲された一幕物のオペレッタ『浴場にて』成功をおさめ、作曲家としての道を確立しました。最大の成功は83歳のときに完成させた合唱バラード「エヒタナッハのバイオリン弾き」とのことです。
本日の曲はオーケストラの小品、「劇的な組曲」です。現代音楽華やかな頃に書かれたこの音楽は、ともすろと「時代遅れ」と言われていたかもしれません。が、子スターさんの優しいメロディは、人々の心に郷愁の想いと共に受け入れられていたのではないかと思います。今ではコスターさんの名前も音楽もすっかり忘れ去られてしまっていますが、音楽の醸し出す雰囲気はしっかりと人々の心の中に刻まれているのではないかと感じます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
コスター、ルー:劇的な組曲