一日一曲(909)ウィールクス、トマス：ヴォランタリー

　本日は、没後400年（1623年12月1日没）を迎えらえたイングランドの作曲家兼オルガニスト、トマス・ウィールクスさんの曲をご紹介します。

ウィールクスさんは 1576年にサセックスで生まれ、音楽の道に進みました。王室礼拝堂にオルガニストとして勤める傍ら、作曲もされていたようです。大酒のみでしばしばトラブルを起こしたことが記録されており、素行はあまりよろしくなかったようです。

　本日の曲はオルガン曲「ヴォランタリー」。「ヴォランタリー」とは、オルガン曲の一種を指します。イギリス国教会の礼拝で用いられる自由なスタイルで書かれた作品のことを意味しています。約2分間、ウィールクスの才能が自在に発揮されています。