一日一曲(920)バターワース、アーサー:レイクランドの夏の夜
本日は、生誕100年(1923年8月4日生)を迎えらえたイギリスの作曲家兼ピアニスト、アーサー・バターワースさんの曲をご紹介します。
バターワースさんはマンチェスター近郊のニューモストンで生まれました。子供の頃は聖歌隊に所属していました。その後、村のブラスバンドでトロンボーンを演奏するようになりましたが、バンド演奏中にトロンボーンを路面電車の線路に引っ掛けるという「事故」を起こし、それを気にしてか、トランペットに転向しました。第2次世界大戦中は陸軍に召集されたこともあり、満足に音楽活動はできませんでしたが、除隊後はオーケストラでのトランペット演奏や作曲など幅広く活動しました。7つの交響曲、8つの協奏曲、その他いくつかの大規模なオーケストラ曲、膨大な吹奏楽曲などを遺されています。
本日の曲はピアノ曲「レイクランドの夏の夜」。「夕べ」「雨」「夜の空」という副題のついた3曲から構成されています。「夕べ」と「夜の空」の旋律が似ている(テンポは違います)ように聴こえました。全体的に落ち着いた雰囲気の曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バターワース、アーサー:レイクランドの夏の夜