一日一曲(926)バード、アーサー:3つの性格的行進曲

 本日は、没後100年(1923年12月22日没)を迎えらえたアメリカの作曲家兼ピアニスト兼オルガニスト、アーサー・バードさんの曲をご紹介します。

 バードさんは1856年に生まれ、幼い頃から父親と叔父から音楽の手ほどきを受けました。1871年には教会のオルガニストとして初めて公の場で演奏しました。 1875年にはベルリンに渡り、王立音楽院で研鑽を積んでいます。1885年と1886年の夏は、ワイマールで大作曲家で伝説のピアニスト、フランツ・リストさんと公私ともに過ごしています。一緒にチェスをしたり、四つ手でピアノを弾いていたりしたそうです。作曲していたのは主に1882年から1890年の間だったそうで、110以上の作品が遺されています。

 本日の曲は4手のピアノ曲「3つの性格的行進曲」です。1曲目は明るく元気のよい雰囲気、2曲目は少し暗めの雰囲気、最後の3曲目は前2曲よりも少し規模が大きく、劇的なストーリー性を感じさせる曲となっています。3つの個性的な行進曲をまとめた本作品は、アマチュアでも弾いて楽しい親しみやすい曲ではないかと思います。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バード、アーサー:3つの性格的行進曲

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