一日一曲(937)カプースチン:異なる音程による5つの練習曲第2番 四度と五度
本日はカプースチンさんの月命日ということで、昨日に続いてカプースチンさんの作品を。昨日に引き続きまして、「異なる音程による5つの練習曲」。本日は第2番「四度と五度」です。
第2番は心地よく響く関係の四度と五度を使っているので、第1番より聴きやすい曲に仕上がっています。ですが、リズムの方は前曲に輪をかけた感じでさらに複雑になっており、弾き手は正確に弾くことにかなり苦労させられます。また、正確に弾けることは基本中の基本で、カプースチンさんの曲の場合は、ノリの良さなどの感覚をうまぅ表現することも求められます。いろいろな落とし穴を曲芸師の如く避けまくって、最後の静かな和音に辿り着いたピアニストは、そこでようやく一息つけるのでしょうね。
演奏はカプースチンさんとも親しかったピアニスト、マルカンドレ・アムランさん。鮮やかに弾き切っている本演奏に拍手!
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カプースチン:異なる音程による5つの練習曲第2番 四度と五度