一日一曲(951)アルハンゲルスキー、アレクサンドル:主の名をたたえよ
本日は、没後100年(1924年11月16日没)を迎えらえたロシアの作曲家、アレクサンドル・アルハンゲルスキーさんの曲をご紹介します。
アルハンゲルスキーさんは1846年に農村司祭の子として生まれました。中等神学校で音楽教育を受けた後、16歳で聖歌隊の主唱者となったほか、作曲法と和声法を学び、クリュキー記号(近代以前のロシア聖歌の記譜法)によって記録された古典聖歌の研究に取り組みました。1880年にペテルブルクに移り、その地で終生指導し続ける事に成る合唱団を組織しました。聖体礼儀や徹夜祷(晩祷)といった正教会の奉神礼音楽に、膨大な作品を遺しました。素朴かつ美しいメロディと和声付けから、ロシア正教会に広く親しまれる聖歌作品が多く、日本正教会でもアルハンゲルスキーさん作曲の聖歌がしばしば歌われています。
本日は合唱曲「主の名をたたえよ」をご紹介します。穏やかな美しいハーモニーに包まれた歌声に、心身が浄化されていくように感じます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アルハンゲルスキー、アレクサンドル:主の名をたたえよ