一日一曲(966)ジェンキンス、ジョセフ・ウィルコックス:アメリカ序曲

 本日は、没後10年(2014年1月31没)を迎えらえたアメリカの作曲家兼ピアニスト、ジョセフ・ウィルコックス・ジェンキンスさんの曲をご紹介します。

 ジェンキンスさんは1928年にピッツバーグで生まれ、6歳の頃よりピアノのレッスンを始めました。その後まもなく小学生の段階で作曲し始めました。高校時代には、オーケストラのための編曲やオリジナル曲を多数作曲されていました。ところが、1946年にはセント・ジョセフ大学(当時はセント・ジョセフ・カレッジ)で高等教育を受け、弁護士になるという野心を抱いて法律家になる道を選択します。ただ、同時に、フィラデルフィア音楽院(1962年に芸術大学の一部となった)で作曲と対位法を学んでいたそうです。その後、やはり音楽の道に軌道修正し、1949年にイーストマン音楽学校に入学しています。朝鮮戦争時には陸軍に徴兵され、アメリカ陸軍野戦音楽隊と軍無線ネットワークのアレンジャーを務めました。1953年に一度音楽の教授職を担当しますが、1956年には軍隊に再入隊し、同年に結成されたアメリカ陸軍合唱団の首席編曲者兼副指揮者に就任しました。その後、1961年にデュケイン大学メアリー・パパート音楽学校で理論と作曲の終身教授としての地位を確立し、活躍の幅を広げました。宗教界とも関係が深く、いくつかの教会でオルガニストや指揮者としての活動も行っています。

 本日の曲は、最初の徴兵時に作曲された「アメリカ序曲」です。本曲は大成功をおさめ、ジェンキンスさんの代表曲となっています。作曲者本人は、「その成功を再現するのは難しい」と述べいたとのことです。大変明るく派手な音楽です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ジェンキンス、ジョセフ・ウィルコックス:アメリカ序曲

ジェンキンス、ジョセフ・ウィルコックス:アメリカ序曲

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