一日一曲(974)ロペス・カピリャス、フランシスコ:Ego enim a 6

 本日は、没後350年(1674年没)を迎えらえたメキシコの作曲家、フランシスコ・ロペス・カピリャスさんの曲をご紹介します。

 ロペス・カピリャスさんは1608年にメキシコシティに生まれました。1625年にメキシコシティ大聖堂の聖歌隊に入団し、同時にそこで音楽についてもまなびました。1643年にはプエブラ大聖堂のオルガニスト補佐兼ドゥルシアン奏者に任命されています。1654年3月には、メキシコシティ大聖堂の当局に自作曲の本を贈呈し、それが縁となって聖歌隊指揮者と首席オルガニストに就任しています。ロペス・カピリャスさんはアメリカとニュースペインの植民地で生まれた最初の注目すべき作曲家と見なされています。バロックのミサ曲、モテット、マニフィカトなどのジャンルに多くの作品を遺されています。

 本日の曲は、器楽合奏曲です。タイトルは、「Ego enim a 6」。後半の数字の部分は「6声」ということではないかと思います。前半は「わたしにとって」という意味らしいです。題名に関して地検のある方いらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです。きりり、と引き締まったメロディと和声が背筋をしゃんとさせてくれるようです。聴いていて落ち着く曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ロペス・カピリャス、フランシスコ:Ego enim a 6

ロペス・カピリャス、フランシスコ:Ego enim a 6

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