一日一曲(980)ブルグミュラー、ノルベルト:ピアノソナタ ヘ短調
本日は、昨日ご紹介したフリードリヒ・ブルグミュラー、の弟さんの作曲家兼ピアニスト、ノルベルト・ブルグミュラーさんの曲をご紹介します。
ノルベルト・ブルクミュラーさんは、お兄さんのフリードリヒさん生誕の4年後、1810年に生まれました。幼少より音楽の才能を顕わしたそうです。1826年から1831年までカッセルで作曲を学ばれたそうです。26歳の時に、入浴中にてんかん発作を起こし、溺死されてしまったとのことです。療養先の出来事だったとのことで、あまり身体が頑健な方ではなかったのかもしれません。大作曲家シューマンさんは、ノルベルトさんの死を悼み、、第3楽章まで作曲中だった『交響曲第2番』を補筆されていらっしゃいます。また、「シューベルト(31歳で死去)の早世以来、ノルベルト・ブルグミュラーの早世ほど悲しいことはない」との言葉も遺されていらっしゃいます。
本日の曲は、ピアノソナタ ヘ短調です。1826年の作とのことですから、16歳、作曲の勉強を始めた年に書かれた作品ということになります。確かに周囲が期待したということが如実にわかる作品ではないでしょうか。「ロマンス」と題されている中間の第2楽章が美しいですね。
本日は当時の主流の楽器、ピアノフォルテの演奏でどうぞ。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ブルグミュラー、ノルベルト:ピアノソナタ ヘ短調