一日一曲(992)パスクッリ、アントニオ:蜂
本日は、没後00年(1924年2月23日没)を迎えらえたイタリアの作曲家兼オーボエ奏者、アントニオ・パスクッリさんの曲をご紹介します。
パスクッリさんは1842年10月13日にシチリア島のパレルモで生まれました。生涯パレルモを拠点としていたそうですが、ヨーロッパ中で広く演奏を披露されていたようです。「オーボエ界のパガニーニ」として知られており、超絶技巧の持ち主だったようです。他の作曲家の作品を数多くオーボエ用に編曲したりもしていたそうです。
本日の曲、「蜂」は、オーボエとピアノのための小品です。パスクッリさんの曲の中でも有名な曲とのことです。忙しく動き回るオーボエが蜂の様子を見事に描写しています。個人的には、聴いていて虻か蠅の方を連想してしまいましたが…。息継ぎをどこでしているんだろう?と思ったのですが、本曲、循環呼吸を使って演奏する曲とのことです。約5分間、まさに「息もつかせぬ」一気呵成に吹き上下ています。修了時の万雷の拍手が聴こえるような演奏ですね。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
パスクッリ、アントニオ:蜂