一日一曲(996)ヘルステッド、ゴスタウ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調
本日は、没後100年(1924年3月1日没)を迎えらえたデンマークの作曲家兼オルガニスト、ゴスタウ・ヘルステッドさんの曲をご紹介します。
ヘルステッドさんは1857年に作曲家カール・ヘルステッドさんの息子として生まれました。4年後に生まれた弟のヴィゴ・ヘルステッドさんは画家となりましたので、芸術一家の血筋だったということなのでしょう。ヘルステッドさんはコペンハーゲンのイエス教会のオルガニストやデンマーク音楽協会の音楽監督として活躍されました。
本日の曲は、ヴァイオリン協奏曲ロ短調です。ロマンティックなメロディで満たされているので、聴きやすい曲と言えるでしょう。伝統的な3楽章形式で書かれていますが、全楽章続けて演奏されます。個人的には第2楽章のメロディが好みです。
なんと偶然、ヴァイオリン独奏のカイ・ローセンさんは、今年が生誕100年でした(1924年1月11日生まれ)。少し荒々しい表現が目立つ演奏でした。本曲については、滑らかな表現を中心とした演奏も聴いてみたいところです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヘルステッド、ゴスタウ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調