一日一曲(1011)ヴァイゼ、クリストフ・エルンスト・フリードリヒ:ピアノ・ソナタ第6番変ロ長調
本日は、生誕250年(1924年3月5日生)を迎えらえたデンマークの作曲家、クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼさんの曲をご紹介します。
ヴァイゼさんはホルシュタイン州のアルトナで生まれました。C.P.E.バッハが市の音楽監督を務めてハンブルクで音楽に興味を持ち、15歳(1789年)で、教育を受けるためにコペンハーゲンに赴きました。コペンハーゲンの改革派教会で無給のインターンシップを務めるなどしていましたが、1794年には前オルガニストの死後、同じ教会のオルガニストに任命され、活躍の幅を広げていきます。819年には、宮廷作曲家に任命されています。
数多くの歌唱曲、クリスマスキャロル、30以上のカンタータ、7つの交響曲とピアノ独奏のための多数の作品を遺されています。
本日の曲はピアノ・ソナタ第6番変ロ長調です。ヴァイゼさんは少なくともピアノソナタを8曲作曲されていらっしゃいます。本曲はちょっと珍しい2楽章形式で、第1楽章が変奏曲形式になっています。第1楽章は本日の演奏では以下のようになっています。
テーマ 0分00秒~
第1変奏 1分12秒~
第2変奏 2分07秒~
第3変奏 3分02秒~
第4変奏 4分00秒~
第5変奏 4分58秒~
第6変奏 5分46秒~
第7変奏 6分56秒~
第8変奏 9分48秒~
テーマの再現 12分48秒~
第7変奏と第8変奏が少し長めの変奏となっていて、それぞれ自由に展開されています。
全体的に可愛らしいい曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴァイゼ、クリストフ・エルンスト・フリードリヒ:ピアノ・ソナタ第6番変ロ長調