一日一曲(1090)ブルドン、エミール:エレジー
本日は、没後50年(1974年7月11日没)を迎えらえたフランスの作曲家兼オルガニスト、エミール・ブルドンさんの曲をご紹介します。
ブルドンさんは1884年に貴族の家柄に生まれ、パリ音楽院でオルガンと作曲を勉強しました。1922年から1968年までの長期間にわたり、モナコのサン・ニコラウス大聖堂の大オルガンのオルガニストを務められたそうです。その間、同じく1968年までレーニエ3世音楽院でオルガンの教授として後進の指導にあたられています。専門だったオルガン曲を中心として交響曲や室内楽曲など様々なジャンルで曲を遺されていらっしゃいます。
本日はお得意のオルガン独奏曲です。「エレジー」という題名にピッタリの暗く物悲しいメロディが特徴的です。作曲年は1971年、亡くなられる3年前、ブルドンさん87歳の時の作品です。人生の終わりも見据えられていたのでしょうか、そんな分息も漂う曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ブルドン、エミール:エレジー