一日一曲(1122)ピエルネ、パウル:パストラーレ
本日は、生誕150年(1874年6月30日生)を迎えらえたフランスの作曲家兼オルガニスト、パウル・ピエルネさんの曲をご紹介します。
ピエルネさんはフランス北西部の街、メスで生まれました。ちょうど生まれたときはメスがドイツに併合された時でした。父はノートルダム教会のオルガニストでした。父親から音楽の手ほどきを受け、パリ音楽院でさらに研鑽を積み増した。1903年にローマ賞で佳作、1904年は第二位を獲得されていらっしゃいます。1905年に父の後を継いでパリのサン・ポール・サン・ルイ教会のオルガニストとなりました。以後、1952年亡くなるまでこの教会のオルガニストを続けられました。作曲家としては、2つのオペラ、いくつかのバレエ、2つの交響曲、多くの交響詩、室内楽、2つのミサ曲、オラトリオ、オルガン作品、宗教曲など、数多くの曲を遺されています。
本日の曲はオルガン曲「パストラーレ」です。約5分の小品です。淡々と進行する、ちょっと地味な曲ですので、ともすると見過ごされてしまう曲になっているかもしれません。心穏やかに過ごしたいときに聴くと、ちょうどよいかもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ピエルネ、パウル:パストラーレ