一日一曲(1132)ポピー、フランシス:憂愁
本日は、生誕150年(1874年7月1日生)を迎えらえたフランスの作曲家、フランシス・ポピーさんの曲をご紹介します。
ポピーさんはフランス南東部の街リヨンで生まれました。父親は石工を営なみつつ、アマチュアオーケストラのドラマーとしても活動されていました。1885年に11歳でリヨン音楽院に入学、1892年に同音楽院でクラリネットで一等賞を獲得しています。自分の才能に自信を持ったポピーさんは、1893年に19歳で陸軍に入隊、軍楽隊で活動を始めました。1896年に音楽副指揮者の地位を獲得、その後、パリの音楽出版社ルイ・フィリッポに見出され、作曲の道を歩むよう勧められ、以降は作曲の方に主軸を移して活動されました。晩年にはベルヴィルに土地を取得し、そこにフランシス・ポピー市立音楽学校を建設し、後進の指導にあたられました。1928年1月29日にベルヴィルの自宅で亡くなられるまで作曲活動は旺盛に続けられました。
本日の曲は室内楽曲「憂愁」です。小規模な編成の曲です。題名の通り、ちょっとお涙頂戴的なメロディの分かりやすい曲です。映画音楽などで使われるとぴったりかもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ポピー、フランシス:憂愁