一日一曲(1134)ナトラ、セルジュ:ピアノ・ソナチネ

 本日は、生誕100年(1924年4月12日生)を迎えらえたイスラエルの作曲家、セルジュ・ナトラさんの曲をご紹介します。

 ナトラさんはルーマニアでユダヤ人の家庭に生まれました。幼少期にピアノを学び、1932年からは本格的に音楽の勉強を始めました。1942年までユダヤ音楽院で学び、その後ブカレスト音楽院に進学、1954年に卒業しました。早くから作曲家として頭角を現し、1945年にはジョルジュ・エネスク作曲賞を受賞しています。1961年に、彫刻家の妻と一緒にイスラエルに移住し、活躍を続けられました。2021年2月に96歳で亡くなられました。

 本日の曲は「ピアノ・ソナチネ」です。本曲は1964年にイスラエルで行われた第3回国際ハープコンテストの課題曲として作曲された「ハープソナチネ」を1987年にピアノ版に改作した作品です。3楽章形式で書かれており、演奏時間は約7分の短い曲です。参考までに原曲のハープソナチネもUPしておきます。聴き比べてみると面白いです。どちらが好みでしょうか?私はピアノの方が好きです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ナトラ、セルジュ:ピアノ・ソナチネ

参考:ハープソナチネ

ナトラ、セルジュ:ピアノ・ソナチネ(CD)

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