一日一曲(1146)タクタキシヴィリ、オタール:フルートソナタ
本日は、生誕100年(1924年7月27日生)を迎えらえたグルジアの作曲家、オタール・タクタキシヴィリさんの曲をご紹介します。
タクタキシヴィリさんはグルジアのトビリシ生まれました。トビリシ音楽院で作曲を学びました。在学中にグルジア・ソビエト社会主義共和国の国歌を作曲しています。1949年に弱冠25歳でトビリシ音楽院の教授ならびにグルジア国立合唱団の指揮者兼音楽監督に就任しています。1951年には交響曲第1番でスターリン賞を受賞しています。1962年にグルジア作曲家連盟の議長、1965年にはグルジア共和国の文化大臣と、政治方面でも活躍されました。
本日の曲はフルートソナタです。親しみやすいメロディで作られています。私はコンサートで本ソナタの第2楽章を聴いて、「いい曲だなあ!」と思い、舌を噛みそうな作曲者の名前を忘れないようにメモした記憶があります。今回、最初から最後まで本ソナタを聴きましたが、しっとりとした第2楽章が一番印象に残りました。のびやかな第1楽章、楽しく動き回る第3楽章も魅力的です。もっともっと有名になって広く演奏されてもよい曲と思います。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
タクタキシヴィリ、オタール:フルートソナタ