一日一曲(1158)ベヴァーズドーフ、トーマス:ヴァイオリンソナタ

 本日は、生誕100年(1924年8月8日生)を迎えらえたアメリカの作曲家、トーマス・ベヴァーズドーフさんの曲をご紹介します。

 ベヴァーズドーフさんはテキサス州ヨアカムで生まれました。6歳でピアノを習い始め、7歳で父親と一緒にバリトンホルンを学び始めました。高校では父親の指導の下でトロンボーンも始めました。1941年に全額奨学金でベイラー大学に進学、1942年にはテキサス大学オースティン校に転校し、作曲を学びました。その後イーストマン音楽学校に入学し、作曲とトロンボーンの研鑽を重ねられました。1945年から1946年までロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団、1946年から1948年までヒューストン交響楽団でトロンボーンを演奏し、1948年から1949年までピッツバーグ交響楽団でバストロンボーンを演奏しました。また1946年から1948年までヒューストン大学の講師でした。1951年にインディアナ大学音楽学部のトロンボーンと作曲の教授に就任し後進の指導にあたられました。残念なことに1981年に57歳の若さで亡くなられました。

 本日の曲はヴァイオリンソナタです。1965年、作曲者41歳の時の作品です。3楽章形式ですが、第1楽章と第2楽章は続けて演奏されます。やや暗めの曲で、荒々しさ・とげっぽさが前面に出ていて少々とっつきにくいところもありますが、第2楽章(6分30秒あたりから)は静かで美しい音楽です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ベヴァーズドーフ、トーマス:ヴァイオリンソナタ

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