一日一曲(1162)アーン、レイナルド:捧げもの

 本日は、生誕150年(1874年8月9日生)を迎えらえたベネズエラの作曲家、レイナルド・アーンさんの曲をご紹介します。ベネズエラの作曲家と言っても、主にヨーロッパ、フランスで活躍されました。

 アーンさんはベネズエラの首都カラカスで生まれました。父親はベネズエラの外交官で、アーンさんが3歳のとき家族共々パリに移り住みました。1885年11月、11歳でパリ音楽院に入学、大作曲家マスネに目をかけられ、マスネに連れられてパリのサロンに出入りし、天才少年としてもてはやされました。1887年には代表作である歌曲「私の詩に翼があったなら」(Si mes vers avaient des ailes)を作曲、1889年には「アルルの女」の脚本で有名なアルフォンス・ドーデに劇音楽の作曲を依頼されるほどであったとのことです。現在でも愛唱されるアーンさんの歌曲は、そのほとんどが20歳になる前までに書かれたものです。1912年にはフランスに帰化し、その後生国ベネズエラに戻ることはありませんでした。1934年から1945年フィガロ紙の音楽批評を担当、1945年にはパリのオペラ座の監督に就任しています。1947年1月27日、脳腫瘍にて72歳で亡くなられました。

 本日は歌曲「捧げもの」です。なんと、アーんさんが歌っていらっしゃいます!1909年、アーンさん35歳の時の録音です。100年以上前の録音です!

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アーン、レイナルド:捧げもの

アーン、レイナルド:捧げもの(CD)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です