一日一曲(1170)ベアストー、エドワード:オルガンソナタ変ホ長調
本日は、生誕150年(1874年8月22日生)を迎えらえたイギリスのオルガニスト兼作曲家、エドワード・ベアストーさんの曲をご紹介します。
ベアストーさんはイギリス中部の街ハダースフィールドで生まれました。ダラム大学でオルガンを学び、1894年に音楽の学士号を、1901年に音楽博士号を取得しました。ロンドン、ウィガン、リーズで役職を歴任した後、1913年から亡くなるまでヨークミンスターのオルガニストを務められました。1932年にはナイトに叙せられています。オルガニスト協会の会長職にも就任されていらっしゃいます。作曲家としては、教会のための様々な音楽と専門であったオルガン曲が多数遺されています。
本日の曲は「オルガンソナタ変ホ長調」です。ベアストーさんの書かれたオルガン曲の中でもひときわ有名で、演奏される機会も多い曲です。オルガンらしい、分厚い音に圧倒される部分が頻出しています。それだけではなく、静かな部分もあり、その清浄な表現は、教会音楽に深くかかわった作曲者の特徴があらわれている、と言えるでしょう。個人的には派手な第2楽章が印象に残りました。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ベアストー、エドワード:オルガンソナタ変ホ長調